きっとこのブログを見に来られた方は

「自分に強みなんてあるのかな・・・?」
「平凡人間だからなぁ・・・」

そんな悩みを持っている人なのではないでしょうか。
安心して下さい。このブログを読んでいただければ、短時間でそもそも強みとは何か?どうやったら強みが見つかるのか?がきっと理解してもらえます。

では早速、解説していきます。

1.そもそも強みとは?

強みとはいう言葉を当たり前のように使っていますが、そもそもどういう意味なのでしょうか?試しに辞書で引いてみたところ、このように書かれていました。

1 強いこと。また、その程度。
2 頼んで力とするに足る点。

うーん・・・よく分かりませんね・・・(泣)

なので、ここから分かりやすく解説していきたいと思います。

強みとは、”いつも” ”だいたい” ”最高の” パフォーマンスが発揮できる行動や思考(考え方)を指します。

例えば、あなたの身近にこんな人はいませんか?
・誰とでもすぐ仲良くなってしまう
・その人がその場にいるだけで雰囲気が明るくなる
・頼んだら必ず期日までに仕上げてくれる
・常に前向きでポジティブな性格
・細かいデータや数字から傾向を読み解く

まさに、これらが強みです。強みは発揮されていれば、あなたはあまり疲れません。気付いたら時間が経っていると感じます。嫌なことや苦手なことをやっている時よりも圧倒的な速さとクオリティで物事を片付けられます。

そしてこの強みは必ずひとりひとり違います。また同時に言えることは、強みがない人はこの世に存在しません。それはあなたが気付いていないだけなのです。

2.才能と強みって何が違うの?

強みに似た言葉で”才能”という言葉もあります。これは一体どういう意味なのでしょうか?強みと何が違うのでしょうか?

簡単に言うと強みと才能の一番の違いは“自覚があるかないか”です。シンプルな原理原則を解説していきます。

私の友人の例を挙げます。Kさんは、誰とでも仲良くなることができます。初めていく場所、飲み会等、新しい人との出会いで緊張をせず、すぐに打ち解け仲良しになります。

ある時、彼はぽろっとこんなことを口にしました。
「俺さ、超平凡人間なことが悩みなんだよね。就活で強みとか長所探すのめっちゃ苦労してさ・・・」

衝撃の事実でした。周囲にいる人は誰もが気付いています。彼が誰とでもすぐに打ち解けられるということを。むしろ周りから羨ましがられているくらいでした。

このように誰もが強みを持っているのですが、大抵の人は気付いていません。なぜなら無意識に自然とやってしまっているからです。

このように自分自身が自覚できていないけど、周囲に良い影響を発揮しているような思考や行動を才能といいます。

まとめると才能と強みの違いは以下です。

●才能
自覚していないけど良い影響を発揮する行動や思考 

●強み
自覚していて良い影響を発揮する行動や思考 

3.自分の才能や強みを見つける方法ってあるの?

世の中にはたくさんのやり方や書籍、診断ツールが存在します。数多く試した経験の中から、これがベストだと思うやり方をお伝えしますのでぜひやってみて下さい。

ぜひゆっくり時間を取って以下2つの質問を考えてみて下さい。


Q1. 今までで一番最高だった、または充実していた経験はなんですか?

その当時を振り返り、なぜその時最高だったのか?充実していたのか?またその結果、周囲にどんな影響を発揮していたのか?を考えることで、自分の才能や強みを知ることが出来ます。

この時、大切なのことは行動レベルまで落とすことです。「強みはリーダーシップです」だと抽象的過ぎます。仮にリーダーシップだとしたら、その時具体的に周囲にどのようにリーダーシップを発揮したのか?まで考えてみて下さい。

・バラバラの意見をまとめるのが得意だった
・悩んでいるメンバーにすぐ気付いてフォローしてあげていた
・チームの目標をみんなの前で語り、士気を高めていた

ここまで具体的になればOKです。このように抽象的な言葉で終わらさず、やろうと思えば今すぐできるくらいの行動レベルまで落としてみて下さい。


Q2. 今までで一番最低だった、または辛かった経験はなんですか?

次の質問は、Q1と逆の質問です。これはあなたが最低や辛いと感じていた時に、何が満たされていなかったのか?またどうやってその状態から復活したのかを考えることで、あなたならではの才能や強みを考えていきます。

例をお伝えします。

Aさんは幼い頃から内気でシャイな性格でした。しかし不運なことに、中学校へ入学するタイミングで転校をし、地元を離れ新しい環境に行くことになってしまいました。

案の定新しい環境で馴染めず、苦労しました。自分から話しかけることがそもそも苦手なので、なかなか友達ができません。当時、転校後も地元の友達によく相談をしていたと言っていました。

さて、この話だけだとただの転校して辛かった話になってしまうのですが、深堀りすると才能や強みに繋がる部分を発見できます。

まず地元を離れても相談するために昔の友達と連絡を取っていた。これは着目すべきポイントです。彼曰く、もし仮に転校した先ですぐ友達ができても、地元の友達とは連絡を取り続けたそうです。

そして、20年経った今でも小学校の頃の同級生とは仲が良く、連絡を取り続けていました。

彼はそもそも多くの人々と幅広く交流するよりも、狭く深く気心しれた人々をとことん大切にしたいタイプだったんです。

それって強みなの?と思う方もいるかもしれませんが、まぎれもない強みです。なぜなら彼は今、会社の中の人事として、不特定多数ではない同じ組織の特定の仲間を支援する仕事にやりがいを感じて、日々大活躍しています。

このようにそれって強みなの?って一見思えるようなことでも、強みに繋がっているケースが非常に多いのです。

4.強みを日常に活かす方法

ワークをやってここまで読み進めてきた方は、なんとなく自分の才能や強みかもしれない行動が出てきていると思います。ここからはそれをどうやって日常に活かすのか?をお伝えしていきます。

日常に活かすには以下のステップを踏んで下さい。
①まずは頭で才能を理解する
②日常に才能の発揮される瞬間をチェックする
③意識してその才能を使ってみる

①頭で理解する
これはすでにあなたがやったことです。過去の経験、体験を振り返り、頭で考えて自分の才能をまずは自覚することがスタートラインです。行動レベルまで落としてリストアップし、書き留めておきましょう。

②日常に才能の発揮される瞬間をチェックする
次にやってほしいのは、日々の生活の中で①でリストアップした自分の才能が発揮された瞬間をよく観察してみて下さい。できれば以下のようにまとめるのがオススメです。

元々リストアップしていた才能:人の変化に気付ける
When → お昼
Where → 会社
Who → 同僚と一緒にいる時
How → 何となく悩んでいる気がして声を掛けたらとても喜ばれた

これをぜひ毎日続けて下さい。1つの才能だけでなく、複数の才能に対して自分をよく観察してみて下さい。

続ければ続ける程、無自覚でやっていた行動や思考をより強く自覚していくことができます。

③意識してその才能を使ってみる
最後は意識的に使ってみることです。ここまでやってきたあなたはかなり自分の才能を自覚しています。ここからは意識して、家や職場、学校など、あらゆる場所で使ってみて下さい。

そして相手や周囲からポジティブな反応が返ってきたら、もうあなたのその行動や思考は、才能から強みにステップアップしています。この①〜③のサイクル回していくことで、誰でも才能や強みを使いこなすことが出来ます。

5.最後に

ここまでノートを読み進めていただき、ありがとうございます。才能や強みという抽象的なものをより理解していただけましたでしょうか。

最後に大事なことをお伝えします。

才能や強みを一人で探すことは不可能です。なぜならば、人は誰しも必ず理想のこうありたいと思う自分のイメージを持っています。それは過去の経験・体験を通じて、あなたが色々な人々と出会い、影響を受けているからです。

だからどれだけ頑張って一人で自己分析しようとも、自分の解釈の領域を超えることが出来ません。つまり間違った行動や思考を強みと思い込み、活用してしまうことで逆に心身共に疲れてしまうのです。

諸説ありますが、人間の無意識領域(自分の知らない自分は)は、意識領域(自分の知っている自分)の数万倍も多く存在していると言われています。

つまり、自分という人間を、自分の力だけで100%完璧に分析することは、まず間違いなく不可能です。

だからぜひ周囲の人にも聞いてみて下さい。
「自分の強みって何だと思う?」と。

これだけでも大きな効果があります。自分以上に、周囲の人は自分を見てくれているケースも非常に多いのです。

ぜひ自分で自分の強みを自覚するという主観と、周囲から見た自分の強みという客観の両方を大切にしながら、自己分析を進めて下さい。

1人でも多くの方々が自分らしい強みを活かして、楽しく働けることを心から祈っています。

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